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徒然なるままに

恋は光 感想

恋は光(秋★枝 / ヤングジャンプコミックス)

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恋の光が視えてしまう大学生・西条は、恋を探求する女の子・東雲に恋をした――。

視えるからこそ切なくて苦しい。今までにないラブストーリーが始まる。

ページを開いた瞬間に思ったね。キタなこれ。女の子可愛い。

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メインヒロインはこの子ですね。間違いない。表紙?知るか。この北代さんでいいよ。むしろ北代さんがいい。だが、数ページ読み進めるとどうやら北代さんは幼馴染ポジションらしい。なに?作者は悪魔か何かなの?幼馴染ポジのキャラが好きな俺としては最序盤に出てきてるのに表紙じゃないってだけで怒りがはち切れんばかりだ。おいおい作者さん……わかってるよな?お?とばかりに厳しい目で読み進めることにしよう。あとで散々なレビューでも書いてやるんだ……!

本筋に戻ろう。物語は主人公・西条に視える光についての疑問を解くために進む。西条自身光が何なのかわかってない。とりあえず“恋”と仮定している状態である。登場人物、読者共にスタート地点は同じというわけだ。大体後になると読者はわかっていて登場人物だけわからないとかいう展開になるあのパターンである。ミスリードして読者を驚かせる展開もあるあのパターンだ。ここらでキャラクターも登場させる。知ってる。

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ほーん…。

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ほーーーーーーん。……いいよね。無垢な女の子って。可愛いし。そういえば俺幼馴染キャラって過去読んだすべての本でいつも2番目に好きなんだよな。

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浮世離れしているが自分との共通点を持った東雲に興味を持ち、ここから光の謎の追求と恋愛が並行して進められる。ただ光ありきで行うので、普通のラブコメとは少し違う。バランスが取れてる。謎だけを先延ばしにして延々とラブコメを続けるようなことはできないのである。首飾りの錠に合うカギを探すだけなのに延々と話が進まないということは無いのである。話の本筋とも関係なくハーレムでも作る気なのかだらだらと話数だけが増えるような作品とは違うのだ。閑話休題

恋愛と“光”をうまく絡めて話を作り上げている様はさながら小説のようで、むしろ小説をうまく漫画に落とし込んだ形なのかもしれない。主人能の視る光がこの作品の恋愛における重要なファクターとなっているが、基本的にはラブコメだ。なるほど“恋は光”とはうまく言ったものだ。やっぱり僕は北代さんが好きです。

評価:A