クズと金貨のクオリディア 感想
クズと金貨のクオリディア(渡航;さがら総 / ダッシュエックス文庫)
底辺高校生・久佐丘晴磨と、天使のような後輩・千種夜羽。同じ階層にいられるはずのなかった二人は、とある偶然をきっかけに接近してしまう。
異常気象、異常現象、異常行動……少しずつ歯車が狂いだしていく二人の日常と奇妙な都市伝説。曰く「ランダム十字路」――真夜中、突き当たった丁字路で誤った道を選ぶと、二度と帰ってこられない。
行方不明の女子を成り行きで一緒に追うなか、晴磨と夜羽の思惑は大きくすれ違い……!?
レーベルを超えて広がる新世代プロジェクト第一弾!これはふたつの視点から紡がれる、終わりゆく世界とめくるめく青春の物語――。
あとがきが一番面白いとか一体何なんだこの本は。あと合作ということでクオリティが数段落ちるかと思ってたけど、案外うまいこと噛み合ってて面白かった。話の内容は深いのか浅いのか結局わからなかったけどね。多分、細部は深くて全体で見たら浅い。ただ、晴磨が夜羽を助ける動機はわかるんだが、晴磨の性格で行動に出るにはまだ材料が弱いんじゃないかとは思った。ここは受け付けられない人が出てきても仕方ないし、実際そういう人もいるからよろしくない。よはねすは金の亡者ゲスかわいいしよはねすフィルターを通せば世界は金色!
評価:C+