簡易実験場

徒然なるままに

僕と彼女のゲーム戦争 感想

僕と彼女のゲーム戦争師走トオル / 電撃文庫

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数年前まで女子校だった高校に転入した少年、岸嶺健吾。

周囲が女子ばかりというハーレム環境にもかかわらず、人づきあいの苦手な彼は、唯一の趣味である読書に没頭し、静かに暮らしていた。しかし、いままで無縁だった部活動に参加することになり、彼の高校生活は波乱万丈なものへと変わっていく・・・。

彼が入部したのは、現代遊戯部―つまりはゲーム部。美人生徒会長や変態教師という心強い(!?)仲間に支えられ、岸嶺は思わぬ才能を発揮するのだった。

平凡だった一人の少年の、刺激的なゲーマー人生が、いま幕を開ける!

ゲームを題材にした作品って大体FPSに落ち着くイメージがあるものですが…どうやらそうでもないみたいで、様々なジャンルのゲームを主軸に据えて物語が展開されるのでとても面白いですね。たまにナメんなって思うくらい成長する主人公ですが才能ある人ってこのくらい伸び幅あるのかな……と自分のプレイヤースキルのなさと比較して勝手に落ち込んだりしてる私です。作中に登場するゲームは知らない物からプレイ済みの物まで登場して興味が尽きませんし、今後も目が離せませんね!ただこの作品、言うほどそうでもないと思いますが、好みが分かれるかと。特に主人公に自己投影しちゃう人とゲームのゲの字も知らないなんて人は注意です。ただ、ゲームを知らずに置いてけぼり…なんてことはないはず。

評価:A